三線の絃の押さえ方
■正しい押さえ方と間違った押さえ方
×間違った押さえ方
指の腹で押さえてはイケナイ。
○正しい押さえ方
指の頭で押さえる。指が「コ」の字の形になっているところに注目。
「振動している絃に指があたる」という場合、よくある左手の間違いが次の3つです。
1)指を曲げ過ぎで、指が絃にあたっている
初心者は指が(手全体が)緊張していて、自分の思う通りに動かないことがあります。
そのため本人が意図せず絃を触っていることもしばしばあります。
当然ですが押さえるべきでない指が絃にふれると、振動が止まり音がプチっと切れたり、響かなかったりします。
だんだんと慣れてくると、絃と指の間隔が分かってきますが、最初は指が近すぎたり遠すぎたりします。
絃と指の間隔は何度も練習して、コツをつかみましょう。
2)ギターの持ち方をしてしまっている。
ギター経験者に多いのですが、写真のように絃と指が垂直になる持ち方をしてしまう持ち方です。三線の場合、棹の頭を肩の高さまであげます。そして指は、絃に垂直ではなく、斜めになる感じで押さえましょう。
3)棹全体に手を付け過ぎてしまっている。
棹を包み込むようにして持っているため、他の絃も触っていることがあります。
左手の役割は棹を握り締めるのではなく、指でポジションを押さえるだけです。
左手で棹を支えようとしていませんか?
絃を押さえる左手がなかなか動かないという方も、左手に三線の重心がかかっていることも大きな原因です。
左手だけでなく、全体的に正しい構え方をしているか確かめてみましょう。
→「正しい三線の姿勢」
左手を離しても、右手のみで胴体を支えられる姿勢ならOK!
そうすれば左手は軽やかに動くようになります。
■正しい左手の構え方はこちら!
1)棹の先頭は肩の高さにあり、左手に三線の重心がかかっていない。
2)手のひらがべったり棹につくような持ち方をせず、軽く添える程度。棹のくびれ部分に、人差し指と親指の間の部分をつけるのが基本。
3)指はリラックスして力が入りすぎていない。使わない指は適度に開いている。
4)絃を押さえる指にはちゃんと力を入れ、なるべく指の先端で押さえます。
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